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内痔核、外痔核などのイボ痔や裂肛(キレ痔)、肛門周囲膿瘍、痔ろうなどの疾患を診察します。症状としては、排便時の痛みや出血、イボ痔の腫れや脱出、肛門周囲の化膿、瘻孔(肛門以外の穴)からの膿の排出です。最近は、肛門のかゆみを訴える人も増加しているように思われます。
1.体位 診察台の上に左向きで横になり(左側臥位)膝を抱える様にしてお尻を出します。
2.指診 右第2指を肛門に挿入し、肛門と直腸を診察します。この時疼痛が強い時や挿入が困難な時は次の肛門鏡検査を後日に変更する事もあります。
3.肛門鏡 プラスチック製の筒状の器械を肛門より挿入し肛門及び肛門管を観察します。
痔核と裂肛の場合、生活習慣および食生活の改善、便通のコントロールや、座薬などの治療でかなりのケースでは良くなります。しかし、薬物治療に抵抗し痛みが強い時、出血を繰り返す時(貧血になることもあります)、痔核が陥頓(脱肛)し戻らない場合には手術するかどうかを本人とよく相談し判断します。 肛門周囲膿瘍は、まず切開排膿します。排膿ができれば比較的早く治りますが、その後痔ろうとなる事があります。 痔ろうの場合は原則手術による治療しかありません。 肛門周囲の痒みを訴える人がいますが、イボ痔、切痔に付随する症状として出ることがあります。しかしウォシュレットなどの洗浄器で綺麗にし過ぎたため肛門周囲の皮膚の皮脂が落ちバリアを無くし皮膚炎となるケースが多いように思います。 ともかく、恥ずかしがらずに早めに肛門外科を受診する事をお勧めします。